収録した音のノイズ除去 名古屋・東海地方の撮影技術サービスは株式会社キュー

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収録した音のノイズ除去

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2024.10.25

こんにちは、キュー撮影部の奥田です。

普段はMAやPAなど、音声に関わる仕事をしています。


映像を仕事や趣味にしている皆さん、収録した音声にノイズが混じってしまい、

困った経験はありませんか?

私にはあります。

ノイズを後処理で除去すべきか、それとも撮り直した方がいいのか、毎回悩まされます。

これまで、映像の音声処理に加え、裁判用の証拠音声を聞き取りやすくする案件を担当したこともあり、専門とまではいきませんが、ある程度のノイズは後処理で除去できることがわかってきました。

もちろん、ひどい収録状況の音声は自力で解決できず、専門業者に依頼することもあります。

しかし、オーディションやプロツールスに付属しているノイズ除去ツールで、驚くほど簡単にきれいになるケースもあります。

今回は、意外ときれいに除去できるいくつかの音声ノイズの種類をご紹介させていただきます。

皆様の判断の参考になれば幸いです。

  • 軽い衝撃音(コツン)

マイクに何かが当たってしまった際の短く小さな音は、意外と除去しやすいです。完全にわからないレベルまで消せることもあります。「短い」ことがポイントです。

  • プツプツ音

同期の不具合や電源トラブルで発生するデジタル系のノイズです。これも一発で消すことができ、とてもすっきりした結果が得られるノイズのひとつです。

  • 音割れ

これはまだ驚かれることが多いノイズです。音が大きすぎて入力の限界を超え、波形が消えてしまった部分でも、最近ではAIが失われた部分を補完してくれるため、かなり自然に再現できるようになりました。

これらは代表的なノイズですが、今回はこのあたりで。
逆にこれら以外のノイズは驚くほどきれいに除去するのは難しいかもしれません。やはり、最初にきれいに収録することが一番大切ですね。